Iittala（イッタラ）社、Ahti（アハティ）のガラスオブジェです。

トウヒような木々と湖を泳ぐ魚たちが描かれているガラスオブジェ。まさに森と湖の国フィンランドらしい素敵なお品です。
全面はフラットで裏や底面に絵柄が型押しされています。そのため立体感や透明感のあるような作りになっており、湖もきらめくようでとても美しいです。ペーパーウェイトなどとしてお使いいただくのも素敵だと思います。

なお、Ahtiは水の神の意味を持ち、フィンランドの国民的叙事詩Kalevala（カレワラ）にはアハトという名で登場します。アラビアのカレワラ150周年記念プレート（1985年製）にも描かれた場面、主人公ワイナミョイネンが魚の骨で作ったカンテレを奏でると森の動物や人間、そしてアハトなど神（妖精）たちも聞き惚れるという部分です。ちなみに、カレワラにはアハティも登場しますが、こちらは男前で有能ながら女癖が悪いという若者レンミンカイネンの別名でした。カレワラがお好きな方にもおすすめのお品です。

実際に使われていたお品ですが、あまりキズは感じられずヒビやチップもありません。製造時からのものとして、ガラスの揺らぎや微細な気泡が数カ所見られます。全体的には綺麗な方かと思いますので、ヴィンテージ品としてはとても良好な状態です。


サイズ　：　W9.8cm D5.4cm H6.8cm
デザイナー　：　 Valto Kokko
年代　：　1980年代前半頃


［ヴィンテージ商品に関しまして］
扱っておりますヴィンテージ商品は、ほとんどが実際に使われていた商品ですのでキズや汚れなどが見られます。できる限り気になる部分はご説明しておりますが、細かなキズなど記載しきれない部分もあるかと思います。ヴィンテージ特有の風合いとしてご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。