スウェーデン、Gefle（ゲフレ/イェブレ）社のSmide（スミーデ）シリーズのコーヒーカップ＆ソーサーです。

Smideは直訳すると「鍛造（金属をハンマーなどで叩いて鍛える製造方法）」という意味で、鉄の柵をモチーフにしたようなデザインが特徴です。また、ソーサーが濃いブルー1色で彩られており、カップをソーサーにのせた時の白いカップとブルーのコントラストもまた美しい逸品です。カップのブランドロゴからSmideの中でも後期のお品と思われます。

Gefleは1839年に最初の創業者が工場を設立してから何度も名前や所有者が変更になっており、1935年には財政難のためUpsala Ekeby（ウプサラエクビー）に買収されました。その後、Upsala Ekeby社の1ブランドとして、1979年の閉鎖まで製造されていました。

実際に使われていたお品ですのでキズなどございますが、ヒビやチップなどはありません。カップの縁に多少変色あり、カップ、ソーサー共に縁が経年によるざらっとした手触りに感じます。なお、Sumideはソーサーが濃紺のためにカップを置いた時に擦れた痕、カトラリー痕が付きやすいのですが、こちらは割と少なく綺麗な方かと思います。なお、製造時からのものとして、カップの底など釉薬のかかりが少し荒くムラになっている部分がみられますが、ヴィンテージ品としては全体的に良い状態です。なお、プレートの裏に数カ所丸い跡や擦れた跡のようなものが見られますが、こちらは重ねて焼く際に支柱を置いたことでできる跡です。


サイズ　：　カップ Φ7.7cm W9.8cm H6.7cm　/　ソーサー Φ13.2cm H2.4cm
デザイナー　：　Berit Ternell
年代　：　1966-74年


［ヴィンテージ商品に関しまして］
扱っておりますヴィンテージ商品は、ほとんどが実際に使われていた商品ですのでキズや汚れなどが見られます。できる限り気になる部分はご説明しておりますが、細かなキズなど記載しきれない部分もあるかと思います。ヴィンテージ特有の風合いとしてご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。