Arabia（アラビア）社のKilta（キルタ）シリーズのシュガーポットです。カラーはブラック。

それまでの装飾的で伝統的なテーブルセットではなく、シンプルかつ多目的に使え、別の食器たちとも調和して使うことができる品々。そして当時の住宅難からの狭小住宅でも使いやすいスタッキングができるフォルム。それらが、国内外で評判となり、デザイナーのKaj Franck（カイ・フランク）、そしてアラビア社としても記録的大ヒットとなったKiltaシリーズ。素材は陶器製で裏面のマークにもあるようにオーブン使用も可能です。
こちらは蓋付きのシュガーポットですが、もちろん違う用途での使用も良いと思います。
そして、唯一の装飾である独特で美しい釉薬。特徴として、どうしても縁の部分の色味が薄くなって白っぽくなりますが、それもKiltaの良さとして感じていただけましたら幸いです。
1953年の登場から約20年間販売され、その後も改良版である「Teema（ティーマ）」が現在もIittala社より販売されています。

実際に使われていたお品ですので多少キズなど見られますが、ヒビや欠けなどはありません。製造時からのものとして、釉薬ムラやピンホール、微細な付着物など見られます。全体的には艶もあり綺麗な方かと思いますので、ヴィンテージ品としては良好な状態です。


サイズ　：　Φ9.3cm H8cm（蓋なしH6cm）
デザイナー　：　 Kaj Franck
年代　：　1971-74年


［ヴィンテージ商品に関しまして］
扱っておりますヴィンテージ商品は、ほとんどが実際に使われていた商品ですのでキズや汚れなどが見られます。できる限り気になる部分はご説明しておりますが、細かなキズなど記載しきれない部分もあるかと思います。ヴィンテージ特有の風合いとしてご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。